PCゲームでは「泣きゲー」は定番中の定番ですね!
どうも!ブログ管理人のカミカミ大王(@kamikamichannel)です。
PCゲームの中では一大ジャンルと言って良いものに、「泣きゲー」ってのがありますよね。
もうずっと前から一定の需要があるジャンルで、人気爆発して家庭用ゲームに移植・・・なんてのも、よくあるパターンだと思います。
今回レビューする作品も、Steamレビューなんかではそういった感じのゲームらしい事が多く書かれていたので、どんなもんかプレイしてみました!
エクストラ解禁やアチーブメント獲得のザックリとした攻略!
まずは全ストーリーを見ないと話にならないと思うので、そのための方法を簡単に説明しておきますね!
とりあえず、1度普通に進めていきエンディング(スタッフロール)まで進めると、エクストラにある3つの「??????」の真ん中が開放されて「初老の記憶」になります。
コレは選択肢がないのでそのまま読み進めていけばOKです(2回に分けて進むので「続きから」の選択肢が出てきたら全部読み終えたことになります)
で、その後に本筋に戻って進行していく(CGの回収や実績の解除しながらなのでスキップでOK)と、最後に店長のシーンで選択肢が出ます。
この選択肢で「後悔していない」を選ぶと、1周目と違ったエンディングになり、タイトル画面に戻るとメニュー画面の一番上の項目が文字化けみたいな感じになっちゃてます。
なのでそこをクリックすればトゥルーエンドへのストーリーが開放されます!
・・・で、トゥルーエンドを見たあとで、タイトルの「Lucy」も文字をクリックするとアチーブメント「光より早く」獲得です!
ブッチャケこれがメチャクチャわかりにくいと思います(;´∀`)
他のアチーブメントは、まぁ選択肢を全て選んでいけば確実に獲れるので、そこまで苦労はしないかと。
これでアチーブメント全部獲得すれば、最後の「??????」が開放されます。
トゥルーエンドを見たら「初老の記憶」が「リユニオン」に変化するので、コレも忘れずに見ておきましょう!
評判の良いアドベンチャーゲーム『ルーシィ』の感想
ってことで、本作『ルーシィ ~彼女が望んでいたもの~』の感想を述べていきます。
レビューってことで、当然ながらネタバレ要素も含みますので・・・気になる方は読まないようにしてくださいね(^_^;)
いつものように、各項目ごとにそれぞれ述べていきます。
シナリオはどうだった?
カンタンなあらすじ紹介と注意点
大筋のお話としては、ブッチャケよくある感じです。
「ロボット(アンドロイド)嫌いな主人公が、ひょんなことから(メチャクチャ可愛い)女性型ロボット(ルーシィ)を手に入れて、一緒に生活するうちになんやかんやで好きになっていって・・・」
みたいな(^_^;)
これだけだと、「ははぁ~ん、要はそのコとラブラブになるけど紆余曲折あってお別れするお話だな?」って、勘の良い人はピン!と来るかと思うんですが、本作はそこに「主人公と家族との葛藤」や「その家族とルーシィとの関係」などが絡み合ってくるので、そのへんで物語に深みをもたせてると言えますね。
ちなみに・・・上記でも少し書きましたが、とりあえずスタッフクレジットが流れたら一応お話は一旦終了って感じですが、実はそれだけではこの物語は終わっておらず、メインメニューのエキストラにアフターストーリーが追加されるので、コチラもシッカリ読みましょう!
エピローグでの店長との会話で出てくる選択肢で分岐があるので、アチーブメントやCGギャラリーの回収ついでに、周回プレイでストーリーの全分岐を選んでおきませう!( ・`ω・´)
ここの、タイトル画面でのトゥルーエンドの演出はかなり良かったです。
最初「あれ?文字バグった??」と思いましたw
さらにトゥルーエンドも見終えるとまたちょっとした演出が入って、コレも中々に良い感じです。
ストーリーの出来としては・・・
本筋ストーリー
個人的には可もなく不可もなくかなぁ・・・って思います。
Steamレビューでは大絶賛されていたので、始める前から期待値高くて、逆にハードルが上がってしまってたのも原因ですが・・・ブッチャケ個人的には泣けるほどではなかったです。
たぶん・・・雰囲気に酔える人はスンナリ泣けるんじゃないかなぁと。
管理人は結構 ”文章を読むタイプ”(ニュアンス伝われ!w)だからなのか、あまりハマれませんでした(;´∀`)
・・・本筋は。
以下、重大なネタバレに触れますので、未プレイの方は要注意!!↓
トゥルーエンド
上記でも少し触れたように、スタッフロールが流れて物語が終わったかと思いきや、その後のアフターストーリーが追加されるわけですが・・・この作品はもうホントこの「10月12日」のココ!!このストーリーが全てと言っても良いんじゃないですかね?
ブッチャケ・・・映画とか小説とかで色んな作品を見慣れてる人には、時系列の妙というか、叙述トリックとかダブルミーニングってのには敏感に気付くと思うんで、博士が実は主人公ってのにもピンと来てたと思います。
このトゥルーエンドには、それが気付いてなかった人には素直に感動でしょうし、気付いてた人にとっても演出の巧さで感動したと思います。
てか、管理人は気付いてましたが、それでも元々こういうドンデン返し系の演出が好きなのもあって、このシーンで鳥肌立ちました!
さらにこの後エンディング終わってタイトルに戻った時にまた見事な演出に鳥肌!!
・・・いや、どんだけ鳥肌立ててんねん!って感じww
リユニオン
そしてトゥルーエンドの次に来る、父親の話・・・管理人はむしろコッチに号泣でした(ToT)
本筋ではホントに嫌われ役で、まぁ見事にその印象を植え付けてくれてただけに余計にココの話が泣けました。
というのも・・・メチャクチャ私事になりますが、この父親の姿と主人公の関係って、管理人の高校生当時とほぼ同じで、今現在の関係性ともメチャ似てるですよね(苦笑)
なので、ココはマジで感情移入してしまって号泣しちゃいました。。。
いやホント、自分もイイ年齢になってきたら分かりますが、まさに「親の心子知らず」ってまんまですよね。
昔の人は巧いこと言うなぁとw
システム(仕様)はどうだった?
画面は見やすくて良いですし、グラフィックもキレイで、全体的には小綺麗にまとまってる感じです。
が、しかし!!( ゚д゚ )
テキスト系のアドベンチャーゲームとしては致命的に思えるマイナスポイントがあるんですよね。。。
それは・・・
「オートリード」機能がない!(ToT)
読み進めていくためには、常に手動でボタンを押していかないとダメなんですよね。。。
コレがもう、ホントめちゃくちゃダルイんですよ(´・ω・`)
製作者さんいわく、「巧く実装できなかった」との事らしいので、ある意味もう仕方ないんだとは思いますが・・・流石に今時テキストを全部手動でポチポチして読ませていく仕様ってのはキツイです。
おかげで、「ちょっと時間あるし話進めようかな」って思っても「けどダルイしな・・・」と、ヤル気がかなり削がれてしまってたので、やはりゲームにおいて
使いやすい(遊びやすい)UIの構築はかなり大事!
ってのを改めて体感しちゃいました(^_^;)
「たったそれだけで??」と思う方もオラれるでしょうけど、この機能の有無でプレイ環境メチャクチャ変わるので、人によってはマジでモチベに影響すると思うんですよね。。。
この気持ち、きっと分かる人には分かってもらえるんじゃないかなぁ(;´∀`)
個人的にはココがマジでホントに残念で勿体ないと思うトコロでしたね。
「スキップ」機能はあるので、周回プレイには特に困ることはないんですけど(^_^;)
けど周回プレイにほぼ必須な「すでに選んだことのある選択肢は文字色を変える」とかって機能もあって欲しかったかな。
キャラクターはどうだった?
キャラクターといっても、メインキャラのルーシィ以外には、主人公の父親と、ジャンク屋の店長と、親友ぐらいしか出てきません。
てことで、ザックリと主要キャラの感想を。。。
ルーシィ
まぁとにかく可愛い!以上!w
ってのはまぁ冗談として、声も良いですし表情やリアクションなども可愛いです。
ブッチャケ・・・主人公はよく我慢できるなぁと思います(ナニに?ww)
ただ・・・個人的には
てか、コレをアンドロイド(ロボット)というには流石に無理があるんじゃね?
って思うんですよね。
人間以上に人間らしい表情とか反応とかってのは、いくらなんでもちょっとやりすぎで、そういうのが逆に不自然に感じてしまって・・・それが感情移入の妨げになってしまいました。
・・・っても、そこがこの作品の持つ大きなテーマの一つではあるんですが。。。
てかさ、ここまで凄いアンドロイドを作れる技術がある世界観なら、もっと色々と他の部分もそれに応じた形で進化してるはずなんですよね。
なのに、家の形は今現在の普通の家と変わらないですし、廃棄場も今現在のイメージとほぼ同じなので、一家に一台ロボットがあるのは当たり前な世界観なのに「そこに至るまでにどういった歴史や技術の進歩・進化があったか?」を感じる描写がないので、あまりにも不自然に見えちゃうんですよ。。。
逆に言えば、その不自然さが「叙述トリックに関わってるでは?」とネタバレにピン!と来る部分でもあるんですが(苦笑)
単純にキャラクターとしてみたルーシィは可愛くて良いものの・・・世界観とか作品としてみると「これこれこういう話を書きたかったからその都合でヒロインはアンドロイドという設定になった」みたいに、単なる舞台装置の色が見えてきてしまうんですよ。
そこがなんか勿体ないなぁと。。。
キャラをちゃんと ”その世界の住人” に見せるためには、それ以外の部分でもある程度のリアリティを感じさせないと、”浮いてしまう” と思います。
・・・やっぱ露伴先生は良いこと(「リアリティこそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり、リアリティこそがエンターテイメントなのさ」の名言のことね)言うなぁ!って思いますねw
まぁあのエンディングありきでこういうヒロインってのは分かるんですけどね(^_^;)
主人公
思春期で家族愛に飢えてる・・・からこその行動力だったり考え方だったりってのは分かるんですが、さすがに純粋すぎるかなぁと(^_^;)
変な意味じゃなく、それぐらいの年頃の男の子が、自分の命令なら何でも聞いてくれる美少女アンドロイドを手に入れたら、マジで冗談抜きでエロゲー展開にしかならんと思うんですけどねぇ?
健全な性教育のための成人認証はよ!って感じw
まぁ寝込んだ時のルーシィとのやり取りとか見るに、単に異性としてだけでなく母性も感じてたから、そういう方向にいかなかったのかも・・・って考えられますが。
けどまぁ、ココまで純粋ってことは・・・やっぱ15年後もまだDTなんですかね??
ゲスなこと書いてスミマセン!w
父親
まぁホントに色んな意味でメチャクチャ印象に残るキャラクターですよね!
この作品って、ぶっちゃけルーシィとこの親父に全て持っていかれてますよね(^_^;)
けどね・・・上記でも少し触れましたけど、父親の立場になってみれば、ある意味ああいう振る舞いになるのも理解できなくはないんですよね。。。
単純に「愛情表現が下手な人」なんだと思います。
追加ストーリーでは(ゲーム内での)当時を知ってるからこそ、この父親の老後の侘しさや切なさ、やるせなさが伝わってきて・・・泣けますね。。。
BGMはどうだった?
個人的にはメチャクチャ良かったです。
メインテーマがなんというか・・・光が溢れてる感じ?
この雰囲気がまさにこの作品のテーマである「主人公やルーシィの希望」をイメージしてる感じがして、作品によく合ってると思います。
作中ではその都度シーンに合わせたBGMがなってましたし、テーマソングもありましたが・・・ブッチャケそのへんは特に耳に残ってませんね(^_^;)
まぁでも、そのへんも不快な感じではなかったんでそれはそれで良いとは思いますが、なんせ、このメインテーマが印象強くて、良くも悪くもコッチがずっと耳に残ってしまいますね(苦笑)
【ルーシィ ~彼女が望んでいたもの~】感想 まとめ
ってことで、ルーシィの感想を長々と書いてきましたが、まとめると・・・
プレイして損なし!
ただし!!ちゃんと最後(トゥルーエンド)までシッカリ見ること!って感じですかね?
ブッチャケ・・・本筋だけのストーリーは正直かなり退屈です。
せっかちな人は最初のスタッフロールで「え?これで終わり?な~んだ・・・(ポイッ)」ってなってしまいかねないです。
ですが、ちゃんと「トゥルーエンド」と「リユニオン」を見たら、それまで微妙だと思ってた人も、評価は一気にひっくり返ると思います(てか正直自分はそうですたw)
パッと見は、ただ単に「可愛いおにゃのことのラブロマンス物」ですが、実はそれだけじゃなく「家族の絆」や「人間とは?機械とは?その本質は?」みたいな普遍的なテーマも盛り込まれているので、良い意味で期待を裏切られる人も居るんじゃないかと(^_^;)
コレが約1000円(しかもしょっちゅうセールしてるので実質ワンコイン以下)で遊べちゃうのはコスパも良いですし、気になった方はぜひプレイしてみてくださいね!
ちなみに、全ストーリー観るのにかかった時間は、管理人は10時間ぐらいでしたがそれは「ながらプレイ」してたからなので、読むの早い人や集中してプレイする人ならもう少し短時間でクリアできるんじゃないかと思います。
なので、忙しい人でもサクッと出来ると思いますよ(・∀・)
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